家族で、台湾へ行ったときのこと。
初めての海外ということもあって、水やミルクを日本から準備。台湾は親日だし結構日本語通じると聞いていたが、どこで結構通じるのかと思うくらいに日本語を話せる人に出会わなかった。
困ったのがタクシー。
道を聞こうにも、日本語NO,なんなら英語もNO。中国語しか話せないドライバーさんしか出会わず、WIFIルーターを忘れて中国語訳機も使えず。
基礎英語くらいはわかるのではと何とか英語で食い下がるも、しまいにチェンジと乗車拒否されてしまう。漢字も微妙に通じない。
その後はホテルの日本語話せる人に、行き先を紙に書いてもらって運転手に見せるようにした。
最終日夜市の帰りに、ホテルまでのせてもらったタクシーでのこと。助手席に乗っていたデッテが、
「台北って結構都会ですね」
と日本語で運転手さんに話していた。おお!やっと日本語通じるドライバーさん。
良かった!「俺、沖縄出身なんですけど、台湾て沖縄に似てます。台北は那覇に似てる、いつもこのくらい道が混むんですか?」いつになく饒舌。
すると運転手さん、隣を見ながら肩をすくめたり、私の方をみたり。
その目の泳ぎ加減が
「助けてくれ、こいつ何言ってるかわかんない」という顔。
日本語わからないドライバーさんに、助手席で永遠オール日本語で話しかけているデッテ。
最終日だから台北に何か爪痕でも残そうと思ったのか?ドライバーさんは地獄だ。肩をすくめてわからないのジェスチャーも無視され、何故かずっと拷問のように話しかけられる。
曖昧な顔したり、つられ笑いして頑張ってたが、ホテルについたら、ほっとした顔をしていた。
子供たちと「謝謝」と降りた傍で「ありがとうございました」とデッテ。
ハートが強いのか、子供たちですら、Thank youくらい言えるのに、旅の間中、NHK英語講座の教本を買ってまで勉強していたのは、何だったかというくらい英語が口から出てこないデッテであった。
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