ある時、「ハナちゃんは保育園にいくのが仕事でしょ」と伝えると、
「あたしお家で仕事してるよ」とハナ。
どんな?と聞くと、「あたしがみんなを育ててる」と言ってきた。
それを聞いてデッテと笑った。そっか。こっちが子供たちを育ててると思ってたが、あたしたちハナに育てられてたんだね~と。
確かに子供たちがいなかったらあたしは母になってないし、毎日子育て大変と思ってても、あたしの方が成長させてもらってるのかもなと思い、ハナに冗談で、
「あたしを育てるの大変だった?」と聞くと、
「ナナは可愛いから大変じゃない」と言われて何故かホッ。
じゃ、誰が大変?と聞くと
「ん~男たち」と言うので笑った。
ピピも、まだ一歳だし手がかかる。ココだってまだ9歳。
男って、女からすると同い年でも、バカっぽいとこあるもんな。さすが女子。うんうんと頷きながら、
私も意地悪に
「誰が一番大変だった?」と聞くと、
ハナは、ん~としばらく言葉を選んだ後に、
「ちんちん大っきい人が、一番大変」と言った。
いじけると、下唇を突き出して、体育座りをし、二三日喋らなくなる中二病の気があるデッテに対し、暗黙の、
「お前の精神年齢どうなっとんじゃい!」というかのような四歳ハナの横槍が、光った。
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