夕方ピピをおぶってご飯支度をしてる傍で、ココ(9歳)はゲーム、ハナ(4歳)は遊び、デッテは携帯。
ご飯するからテーブル片付けて~の言葉の後に、その状態。
何で誰も手伝わないの!ぶち切れ、準備途中のまま一人部屋を出た。
思えば、ピピ(2歳)が産まれる産前産後、里帰りもせず手伝いに来てくれる人もなく大人の手が足りずに、あと一本誰か手を貸して!と思いながら頑張ってきたのに、大変だった時期も家族は喉元過ぎたら、甘えっぱなし。
あたしは飯炊き女じゃない!と腹が立って部屋でフテ寝していると、しばらくしてデッテとハナピピが迎えにきた。
デッテごめんという言葉と、お腹空いたというハナの声。
飯があったら母が泣いててもいいわけ?ムカついていたが、きっと子供たちは、母がいなくなったら困る!自分たちが悪かった!というだろうと期待して、リビングに戻ると、汚いテーブルのままココはアニメ鑑賞。
がっかりし、思いの丈をぶちまけた!
「飯作る人がいたらあたしがいなくても良いわけ?
誰も手伝ってくれなかったら、母過労で倒れちゃうよ?これならあたし家出しちゃうよ!出て行ってもいいの!?」
怒りまくった私にそっとハナが近づいてきて、ハグしてくれた。
優しいハグに癒され、ハナをみると哀しそうな顔。
「ナナがいなくなったら」と言葉を詰まらせた。
それをみて私も冷静になり、いくらご飯があったって、ナナがいなかったら生きていけない!と、言うんだろうな。深みのある言葉が続きそうで、目頭と胸が熱くなった。
「ナナがいなくなったら、あたし・・・」うん。
「毎日、泣いてるフリして暮らしちゃうよ?いいの?」
フリなんかい!
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