アゼツライトとモルダバイト　②

☆モルダバイト


モルダバイトは、脳のデルタ波と密接な関係があることが観測結果として報告されています。
デルタ波とは、なんでしょう。
これは赤ちゃんには存在するけれど、成人の覚醒時にはあまり見受けられないと言われています。
夢を見ない深い睡眠時や、ヒーリングを行ったり人を癒す側の人には、デルタ波が現れると言われています。
クライアントさんや癒されている側の人には見られないのも特徴です。
そして、ヒーリングしているときに、クライアントさんから受ける不要なエネルギーの介入も防ぐことができるのもこのデルタ波が関係しているといわれています。
ヒーラーさんやチャネリングをする人が、この石を持つことで施術する際に自分の身体への負担を軽減し、不要エネルギーからガードしてもらうことができるそうです。

モルダバイトは厳密には、石ではありません。
隕石が地表に衝突した際に、地表の物質が溶けて形成されたテクタイトと呼ばれるガラスの一種です。
しかし、その作られた過程において宇宙エネルギーと地球のエネルギーを融合され、高いヒーリング力のある特別な石として知られています。

今から約1500万年前に、最初にモルダウ川の近くで発見されたことによって、モルダバイトと名づけられたという説があります。

宇宙エネルギーによって地球へと衝突した力、そこには「本当の自分とは何か」「生まれてきた意味とは何か」などルーツを辿り明確にできるようサポートしてくれる力があるそうです。

本来の自分とは何か。
持ち主が、無意識のうちに閉じ込めていた自らの才能や能力に目覚めるようサポートしてくれ、トラウマや不安、恐怖心から、本来の自分を生きられていない人には、現状を変え心を自由にしてくれる働きがあるそうです。

持つ人を選ぶ石とも言われ、初めて持った人はそのエネルギーの強さからフラフラすることもあるほどだそうです。
慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、この石をうまく自分のエネルギーと同調させ、石本来の力を引き出すことができれば強力なサポートをしてもらえることは間違いないでしょう。


自由になりたいと言う人は、固定観念や思い込みをなくすことが必要です。
逆に言えば、それに縛られているため自由を感じられないのです。
モルダバイトは、古い考えのパターンや思い込みなど、思念、思考を解き放ち、自由であることを意識できるようにしてくれる石です。

普段からこの石をつけていることで、新たに不必要な思念を生むことをさけ、マイナスエネルギーから身を守ってくれる、あなたの魔よけになってくれることでしょう。


余談ですが、リビアングラスと呼ばれる、モルダバイトとまったく同じような石があります。
リビアングラスもまた、隕石の衝突によって起きた際の溶解されたガラス、テクタイトの一種です。
モルダバイトと同じように、ヒーラーや癒しを行う人、ライトワーカーにとって強力なヒーリングストーンであり、霊的介入からも解放してくれる優れたガード力があります。
カルマやトラウマを昇華し、持つものの魂が本来ゆく道を案内してくれると言われています。
モルダバイトと組み合わせると、深い瞑想時に体験するシータ波が現れると言われ、より自分らしさを感じられる石として強いサポート力があります。

同じようなカテゴリで並べられるこの二つの石ですが、それぞれの石の違いは産地にあると考えられます。

約2900万年前隕石が衝突したと考えられ、リビアングラスはリビアの砂漠地帯で発見されました。

ツタンカーメンのお墓に入っていたのが、カルセドニだと思われたものがリビアングラスであったというニュースが話題を呼んだほど、神聖な石として古代より重宝されてきたことがわかったのです。

その表面は、モルダバイトのごつごつしたグレーかかったものに比べ、柔らかい滑らかなミルキー色でできています。
これも産地の違いからくるもので、砂漠の砂に磨かれて丸みを帯びたとされています。
また、隕石が落下した際の大きさや、スピードによっても違っていたのではないかという説もあります。
隕石が落下されたと思われる場所では発掘されないモルダバイトは飛散距離があったと思われ、その点リビアングラスは、落下場所の周辺でも発掘されているそうなのです。

テクタイトは、ガラスなので宝石としても重宝されています。
二つのガラスは、それぞれが独立していますが、呼ばれ方や認知度によって異なり、リビアングラスに関しては、宝石名をシリカガラスと呼ばれることもあるそうです。

いずれにしても、この二つの隕石のエネルギーによって作られたガラスは、強力なパワーストーンとして、現代のものを癒しているのです。


③へ続く